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2006年11月07日

メンテナンス【鉈編】

ちょっと前に、yas1031さんの鉈購入の書き込みに影響され、自分の安物の鉈も手入れすれば何とか成るかと思い、この3連休で一生懸命削って(研ぐ以前の問題)みました。
メンテナンス【鉈編】
 我が家の砥石君達です。日頃は包丁用に使っています。
左から
#3000(4000)仕上砥石 #2000(1000)中砥石 #800(600)粗砥石 #120極粗砥石です。
(かっこ内は、こういう揃え方もあるという例です)

★刃欠けが無く、切れ味だけ戻れば良いなら、#2000中砥石が1本有れば良いと思います。
 (#3000以上の仕上げは研ぐより磨くために有ります)

メンテナンス【鉈編】
コレは、今回手に入れた、安物の電気砥石です、#1000の砥石が付いています。
楽しようと思ったけど、無理でした。#1000では、なかなか削れません、仕上げ砥石まで行きませんが、普通の刃ならこれで研ぐだけで充分切れます。
それと鉈が大きすぎて、全体を研ぐのには少し向きません。
粗研ぎ用にはベルトグラインダーが欲しいです。
まぁ、包丁研ぐには良い道具です、嫁はんでも使えるし(負け惜しみ(^^;))。


メンテナンス【鉈編】
粗い砥石から順に使っていきます。刃欠けが無い場合は中砥石から使います。
実際に研いでいる写真じゃないので、参考程度に見て下さい。
本当はちゃんと水を付けて研いでいきます。勿論両手で持ちます。

押すときに力を入れて研ぎます。
引くときは表面を滑らせるだけ。

メンテナンス【鉈編】
最初は表をぴったり合わせて研いでいきます。
私はこの方法ですが、みねのほうを少し浮かせて刃先だけ研ぐ方法もあります。


メンテナンス【鉈編】
研いで行くに従って先端にカエリ(めくれ)が出来ます。


最後に裏を研いでカエリを落とし

メンテナンス【鉈編】
メンテナンス【鉈編】
刃のお尻を少し浮かせて、0.3~0.5mmほど刃を殺します。
コレは、鋭すぎる刃の角度を緩くして、刃の欠けを防ぐためです。


メンテナンス【鉈編】
研ぎ上がりの表側です。
粗研ぎ前にディスクグラインダーで全体を削り落としたので、一部研ぎきれなかった部分が有りますが、見なかったことにして下さい(^^;)。


メンテナンス【鉈編】
研ぎ上がりの裏面です。
裏は平らが出てなかったので、研ぎ切れてない部分が多いです。


メンテナンス【鉈編】
0.3mmぐらい刃を殺して有るのが見えるでしょうか?。

 根気よく何度も研ぎ直せば、もう少しまともになると思いますが、それでも随分と時間を掛けてここまで持ってきました。
 切れ味は、庭木の枝落としで、桜の枝の直径1cmぐらいなら、一振りでスパッと切れるようには成りました。


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コメントありがとう
図解で解りやすかったです!
では両刃の場合も、後から研いだほうの面の
反対側で、刃を殺す作業が必要に、なるのかな、、と
思い見てみると、ほんの~り片側にはそれらしき跡が
あるような無いような、、、つまり判別が着きません。
も少し自分でも調べてみますね。
Posted by yas1031 at 2006年11月07日 15:59
>yas1031さん
 うっすらとなら、カエリ(めくれ)を取った跡じゃないでしょうか?。
Posted by ライダー at 2006年11月07日 16:11
 良い鉈の刃は、堅い鋼の刃を柔らかい鉄の刃でサンドイッチして作りますから、刃先の色が違うのですが、堅い刃で木に食い込み、その為の反動と言うか応力というのか分かりませんが、それを柔らかい鉄が支えるというか受け流すというか。

 その味方屋さんの刃は、刃の殺しをしなくても充分しなやかな刃なのかも知れません、普通両刃なら、両側に刃の殺しが入っていると思います、それが最初に無い場合は、殺す必要がないのかも知れませんね。

 一度味方屋さんに聞いてみてからの方が良いかも知れません。

 ホームセンターで買う鉈は大体思いっきり刃が殺してあります、欠けないけれど切れない刃になっています。私の安物は刃のサンドイッチもなく、単一の鋼材で作られています。その上刃がかなり殺してあったので、刃をしっかり付けるのに、1mm以上母材を削らなければ成りませんでした。

 で、刃も堅くないなまくらなので、欠けるよりも刃先が曲がる可能性があるため刃の殺しも強めにしています。

 余談ですが、金属加工用のドリルの刃先も、ほんのわずか刃を殺し食いつきすぎないように研ぐと言うことを聞いたことがあります。自分から食いついていく刃ではなく、力が加わったときに切れ味が最高になるようにと言うことらしいです。
Posted by ライダー at 2006年11月07日 17:09
ライダーさんの説明を、鉛筆の芯先に置き換えて
考えてみると、イメージが湧いてきました。
先がピンピンに尖っていると、細い字が書けるけれど
パキっと行きやすい。 書いているうちに先端が丸く
なってくると細い字は書けない代わりに、欠けづらくなる、、
体験したことの無い、刃の殺しのイメージをこんな風に
考えてみたのですが、、ほんのりとは合ってますか?笑
Posted by yas1031 at 2006年11月08日 00:35
>yas1031さん

 うーん、そんな感じだと思います。

 あとは堅さの問題も出てきます、堅ければ堅いほど切れ味はよいのですが、折れやすい。折れ難くするには、粘りを出すのですが、それは焼き入れ
で調整するそうです。

 真っ赤に焼いて、急激に冷やすと焼き入れで堅くなり、急激に冷やさずゆっくり熱を冷ますと、焼き戻し(焼き鈍し)で柔らかくなります。この加減で強くて粘りのあるハガネが出来ます。

 本刃を付ける際は、目的と刃の質に合わせて刃の角度(鋭さ)を決めるのですが、良い刃で有れば、殺しが要らないのかも知れません。

 そんな訳で、一度味方屋さんに確認された方が良いのでは?、と思った次第です。
Posted by ライダー at 2006年11月08日 16:58
 
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