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2008年12月11日

燃焼系

燃焼系~♪ 燃焼系~♪ アミノ式~♪

 あ、失礼しました、、、、(^^;)

 とある所の記事でふと思い、物が燃える仕組みを少しばかり書いてみます。

 と言っても、学者でもないので聞きかじりでありますので、間違いがあっても温かい目で見て下さい、そして優しくご指摘下さいm(_ _)m。

 まず、直接燃える物は何なのか?

 それは気体です。個体でも、液体でもなく気体です。

 アウトドアガス(ブタン)が、寒いと燃えないのは温度が低く気化しない為です。

 おいおい、焚き火は?、木は固体だぞ、炭はどうすんだ?カッチカチだぞと言う突っ込みは無しね、専門家じゃないので説明し切れませんので、熱によって燃焼ガスが出るって理解して下さい
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【追記】2008/12/12
 木や炭が燃えるのは、炭化水素が、充分の熱と酸素の供給で、炭酸ガスに変化する化学現象です。
 周りの熱で、木の中の炭化水素が気化して、酸素と結合し炭酸ガスと水蒸気に変化します。
 (燃焼系2で訂正しています)


 炭化水素で最も構造の簡単なものはメタンです。

 メタン(CH4)、エタン(C2H6)、プロパン(C3H8)、ブタン(C4H10)って、学校で習いましたよねぇ。
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 早い話が、液体燃料は気化しないと綺麗に燃えないって事。

 バイクで使われている、キャブレターだって、日本語では気化器って言うんですよ。

 まぁ、気化器と言うより混合器なんですが、理論空燃比(1:14.7)と言うのがあって、適量に燃料と空気の混合をするんです。
 圧力を掛けないのに、何故ガソリンを吸い上げることが出来るかというと、ジェットの上部分を通過するときに空気の流量を絞ります、絞るとそこだけ流速が早くなり、流速が早くなると負圧が発生するというベルヌーイの定理が働き、、、、、え?、もう良いですか?(^^;)。



 チャチャッと書いた図で申し訳有りませんが、液体ストーブの概略図です。
 メーカーによって、ジェネレーターの取りまわしや予熱方法、皿の構造は違ってきます。
燃焼系

 まずは炎が安定しているときの流れは、

■ポンプによって圧力を加えられたタンクは、ガソリンを外に押し出そうとします。
■この圧力は、液体をジェネレーターへ送るだけの圧力が必要です。
■コックを開けることで、液体の状態でジェネレーターへ送り込まれます。
■バーナーの炎に熱せられて、ジェネレーター内で気化しガス状になります。
■気化したガスは、ノズルで計量され、適量で噴出します。
■一方、空気穴よりガスが理想的に燃えるように、適量の空気を取り入れます。
■理想的な空燃比の状態の混合気がバーナーから吹き出します。
■空気とガス状の燃料が理想的な状態になっているので綺麗な青火になります。

燃焼系

 次に、バーナーから強い炎が出ていない状態、予熱の時は、

■予熱皿に、ガソリンを入れ火を付ける、この時ジェネレーター内は液状。
■その熱で、燃料がノズルより出てくるが、熱量が足りなくすぐには安定しない。
■しばらく熱せられるうちに、ガス化が促進してノズルよりガスが出る。
■ガスは、空気と混じりバーナーから吹き出し、ジェネレーターを熱し始める。
■ジェネレーター内のガス圧が正常になり、赤火が青火になって安定する。


 一般に言われる、炎上(火だるま)状態のと言うのは、予熱による気化が上手く行かず、液体のままの燃料が噴出している状態です。

 そうならない様にすれば、炎上は極力避けられるはずですが、液体燃料の気化はなかなか難しいですよねぇ。でも、上記の仕組みを理解できれば、ちょっとはましになると思います。

 でもこれが、ケロシン(灯油)の場合は、予熱がガソリンの3倍以上必要です、何故なら灯油は気化し難いんです。

 灯油の引火点は約気温40度、ガソリンの引火点は約マイナス45度です。ホントは、発火点とか沸点とか蒸気圧とか色々と絡んできますので、正確ではありません、詳しくは調べてみて下さい、、、、、(^^;)難しくて良くわからない。



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 これは、アウトドアガス(ブタン)でも、溢れるほど液化ガスが充填されていると、液体のまま吹き出し同じように炎上します。

 250g缶に225gしか入っていないのは、気化するスペースを設けてあるためです。

 詰替器で、詰替をされる方は、充分ご注意下さい。
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 *の液出しが難しいのはこの辺ですねぇ。






 ちなみに、MSRのドラゴンフライや、コールマンの2レバーは、ガスの流量を微調整することによって、とろ火を実現してます。
燃焼系
 完全にガス化したところで、微調整のボリュームを着けてやれば良いのですが、、、、、コールマン何故やめちゃったのかなぁ?。シールが上手く行かないのかなぁ?。




【追記】2008/12/12

 武井バーナーの101は、部品と写真だけで想像すると、こんな構造だと思います。間違っていたらごめんなさい。
燃焼系

■タンクから上に上がり、2又に分かれる。
■フレームプレートにあるドーナッツ状の中でバーナーの熱によって気化する。
■ガスはそのまま下に下がり、調整ハンドルによって開かれたチップへ。
■チップから吹き出た、ガスと周りの空気を取り込む。
■バーナーから出た混合気が青く燃焼する。

 ただ、これだとタンク内から圧力を受けた燃料を止める物が分からない。現物見ないと分からないなぁ。

燃焼系
 武井バーナー 101Cセット



燃焼系
 武井バーナー チップスパナ



燃焼系
 武井バーナー チップ(ノズル)



燃焼系
武井バーナー 針付ギア



燃焼系
 武井バーナー バーナー












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燃焼系2【ライダーの思いつき】at 2008年12月12日 18:30
コメントありがとう
とあるところの記事の一つですが,なにか?
僕が記事上げる前に書いていただけると助かるのですが・・・
今度から,火器に関する記事はライダーさんに振っちゃうことにします!
ホホホ~

しかし,これだけの解説図を良く書かれますね。
すごい!

記事リンクさせてもらいますので,よろしくです。
Posted by 掘 耕作掘 耕作 at 2008年12月11日 18:01
掘 耕作さん、どうもです。

 あらぁ、あんまり堀さん所からパクッているとばれないように伏せたのにぃ、、、、ネタに詰まるとパクッます、ど~もすいませんm(_ _)m。

 物の構造が分かっていると、フリーハンドと一緒だから、それほど大変ではないですよ、上手く書こうとすると全く駄目ですが、、、、(^^;)。

 予熱の所と、正常燃焼を一緒にしてしまったので後で絵を修正、追加しておきますね。

 リンクありがとうございます。
Posted by ライダーライダー at 2008年12月11日 21:22
記事もそうだが、絵を何でどうやって描いたのかが気になるぅ(^^ゞ
すっげぇー!! おぉ(゚ロ゚屮)屮
Posted by だめオヂ at 2008年12月12日 01:28
だめオヂさん、どうもです。

 WINDOWSに標準添付されているお絵かきソフトで書きましたよ。

 直線と円が書けるソフトなら、出来ますよ。
Posted by ライダーライダー at 2008年12月12日 01:54
おー私の大好きな下記のお話ですねぇー

しかし、解説図はご自分で書かれたのですか~すごいですね~
えっ、感心するところが違うって。。。でしたねぇ^^;

わたしもマナスルを使用していて、この仕組みが理解できました。
灯油はおっしゃるとおり、気化しにくいので、プレヒート、ポンピングを繰り返しているうちに、仕組みが理解できました。

それまでは、ガソリン系のストーブしか使ったことがなかったので、ポンピングによって空気と混合し、燃焼している物と思っていました。

しかし、よく考えますよねー
Posted by たそがれライダー at 2008年12月12日 09:24
たそがれライダーさん、どうもです。

 絵は、長方形を重ね合わせていって、後から角を丸めたりして体裁を取っています。段取り良くやれば、何とかなるものですねぇ。

 今の車は勿論バイクもインジェクションしようが多くなって、コントロールはブラックボックスの中になってしまいましたから、キャブレターとかこういった燃焼系が、仕組みも見えて男心をくすぐるんですねぇ。

 通常使用は、ガスが一番良いですよね、手軽で安全で失敗が無くって。

 でも手間の掛かる物に気が行くのは何故なんでしょうねぇ、男は変な生き物ですねぇ。
Posted by ライダーライダー at 2008年12月12日 09:54
すげぇ・・・解説図付き・・・(@.@)
何時読ませて頂いても、読みやすく分かりやすくて感心しきりです。

今乗っているバイクは、世話を焼く楽しみより、乗り回す楽しみ優先でインジェクションを選びましたが、私もキャブレターの方が好きです。
いかにもメカチックなところが魅力です。
Posted by すぽ★も(♂) at 2008年12月12日 11:07
すぽ★も(♂)さん、どうもです。

 ありがとうございます、今後の励みに致します。

 キャブレターって、ちょっと乗らないと詰まるし、気温でも気圧でも調子が変わるし、ホント面倒な物なんですけどね、何故か触れるところが嬉しい。

 ホント、マニアックですね。
Posted by ライダーライダー at 2008年12月12日 12:00
 
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