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TOTO水栓金具品番特定システム見つかるちゃん
昭和63年(1988年)築なのでそれで検索してみると、どうやらこの
TM640Aのカラーがアイボリー(#54R)ぽいですね。(年式だけで検索しないとヒットしなかった)
商品図で見ると、壁に取り付ける金具の径はPJ1/2(給水栓用ネジ)の様です。継ぎ手ではなく蛇口に使われるタイプですねぇ。
それで、代替品は?と言うと、、、
壁付サーモスタット混合水栓 TMGG40A (GGシリーズ)
になりますがぁ、、、
これもすでに廃版で今年からは、、、
壁付サーモスタット混合水栓 TBV03401J (GGシリーズ)
に、なってました。31年は長かったわけですねぇ、、、。
何がどう悪いのかと言うと、矢印の部分から水が漏れます。
それも、スパウト(蛇口)から水を出すとチョロチョロトこぼれる様に、、、
でもね、浴室だから床が濡れて困る訳でもないし、普段は漏れない訳だしって事でしばらく放置。
でも、もうあと余命20年も無いかも知れないと思うと今変えておけば死ぬまで大丈夫だろうと、、、。
まぁ、TOTOさんのおすすめは10年ごとの交換だとか、、、(^^;)。
で、商品が届きました。
先ずは部品の点検です。
台所や洗面と違って、本元の止水栓を止めないといけませんから、途中で部品が足らないとかだと厄介ですからねぇ、、、。
家庭の水が止まるってのは結構大変なんですよ、手が汚れても洗えないんですから(^^;)。
部品の点検して大正解でした。
部品図が入っていますからちゃんと確認しましょう。
先ずはシャワーヘッドとシャワーホース
コレは無くても特に困らない。
古いものが結構ついちゃったりしますから。
もしくは頭が洗えない程度で部品が来るまで何とかなります。
シャワーヘッドの形が結構変わっていますねぇ今はこんな感じなんですかねぇ。
それと壁側に着く金具のカバー、何て名前かと言うと、、、
フランジって書いてありますねぇ。温水と冷水用の2個ですね。
シャワーヘッドの取り付け形状も一緒ですねぇ。
ヘッドも流用出来そうですから、新しい方が気に入らなければ古い方をそのまま使いましょう。
水栓本体と取付脚部2個、シャワーハンガーが2個とその取付金具ですね。
大物はこれで全部になりますが、無くて一番困るのがパッキン類ですねぇ。
汎用品を使ってくれていれば問題ないのですが、、、なんか専用のサイズだったり、、、困ったものです。
この水栓本体と取付脚部の接続部に温水と冷水用に各1個必要です。
脚部にフランジをねじ込みます、スムーズに入って行きますから大丈夫。
一番奥まで締め付けておきましょう。
本体の裏側を見ると、、
あれぇ?
なんか変だぞ?
これ紙のように見えますがプラスチックの板で、中にパッキンが入っていて落ちないようにはめ込んであるものなんですが、、、
片方が外れています。
コレが無いと取り付けられません、、、取付前に点検して良かった。
箱の中を探しまくったら、ペロッとめくったココに有りましたぁ、、、
良かったぁ。
板パッキンなので同じサイズを探すのが大変なんですよねぇ。
材質もNBRで良いのか、何なのか分かりませんから。
分解図見ても脚部とセットになってるし、、、板ゴム切って成形するのも大変なんだから。
パッキンを入れてこのプラスチック板で蓋をして落ちないようにするんですが、、、
セロテープの方が確実ですよねぇ。
何カッコつけてんだか。
左のはまっていた方と比べると、無くなっていた方のプラスチック板ははめた形跡すらありませんでした。
真っ平らのままだもん。
これ、梱包する時にかなりいい加減だって事ですねぇ。
本来はこういう状態にしてから梱包しなければいけないのにねぇ、TOTOさんも地に落ちたかなぁ???。
さて、本体取り付けの前に、このシャワーハンガーですが、、、プラスチック製で如何にも安っぽい、、、
それと、ネジ位置が縦なんですよねぇ、、、
今ついているのが金属製でメッキが剥げて汚れていますが、こっちの方が良さげです。
水垢かなぁかなり汚いけど、、、
取り外すと金属の台座が、、、
ネジが横なんですよねぇ、、、
新しくネジ止めするのも何なのでこのまま使います。
こんなんですが、水垢なら錆とは違うので、、、
車の塗装用のコンパウンドで磨いてみました。
1個だけ磨いてみましたが、綺麗になるもんですねぇ、、、これでOKですね。
2つともしっかり磨いてピカピカにしました。
フランジを回してしっかり手前に持ってきます。
左の温水用は水道管が曲がっていたようで上に隙間が有りそれをコーキングでごまかしてあります。
う~ん、ココも手抜きと言うか、いい加減な作りがされてますねぇ、、、。
ホントこの家は業者に恵まれなかったみたいです。
さて作業用に車やバイク用の整備工具であるコンビネーションスパナを持ってきましたが、、、
どれもサイズが微妙に違います、、、、。
車は今はメートル法ですが、パイプネジはいまだにポンドヤードの影響が残っていますねぇ。
まぁ、ミリサイズもインチのサイズに合わせてますからまだ厄介は厄介なんですが。
結局は300mmのモンキーレンチ1丁で作業しました。
本体を取り外す前にここが止水栓に成っていますから、、、
マイナスドライバーで締めこんでおきます。
こうしておけば本体外しても水が噴き出してくることは有りません。
本体を切り離しますが、温水側、冷水側を均等にゆっくり緩めて行きます。
片側だけを先に緩めようとすると、本体が斜めに成ってネジが回しにくくなるから、、、
取り付けるときも同じです、左右均等に少しずつネジを回します。
ね、取り外しても水が噴き出してこないでしょ?。
う~ん?
取付角度が左右で違いますねぇ、、、
あ、この時、まだ水道管には水圧がかかってますから、元栓閉めたら一旦ココかそうじゃ無ければここより低い位置の散水栓などを開いて圧を逃してやってください。
で、家の外まで行って、本元の家全体の止水栓を止めます。
しかしねぇ、、、今まで洗面やキッチンの混合栓は下に止水栓が有ったので、ココを締めること無かったんですよねぇ。
固くて回らないの、、、両手で思いっきり締めこんでようやく水が止まりました。
散水用の蛇口をひねっては確認しながらでしたからここが一番手間だったかも。
さてさて、脚部を撤去します。
緩めて行きます。
レンチが要るのは最初だけであとは女性でも軽く回ります。
取り外すと古いシールテープのかすが有るのでしっかりと掃除します。
ここを綺麗にしておかないと、後々綺麗な仕事が出来ません。
親の仇ぐらいシールテープが巻かれてますねぇ、
【LIXIL】の動画とか見ると通常5~7回程度巻くとなっていますが、それ以上巻かれていたようです。
えっと、コレは後述しますが、意味が有ります。
結論から言うと、
「漏れ無い様に巻く」
と言う事です。
なので、この記事を含めネット上の情報も参考程度に、、、。
参考:
PJネジ シールテープの巻数
火傷注意のシールが貼ってある方を温水側にしましょう。
先ずはシールテープを巻かない状態で、締め込みと何回転するのかを見極めましょう。
7回転ちょい、回すとそれ以上締めこめなかったので、この7回を覚えておきます。
前日に古いシールテープが行方不明だったので、コーナンで買ってきました。
古いもの使って漏れたらやだなぁと思い去年捨てたのを何となく思い出しながら、、、(^^;)。
今は2m巻き、5m、10mと色々と売っているんですねぇ。
2m有れば十分ですが、とりあえず5m巻きにしました。
ちょい引っ張りながら、8回転ぐらい巻き付けましたが、、、
外したものと比べるとずいぶん少ないですよねぇ。
壁面への締め付けは両方とも6回転ちょっと手前で止めます。
目いっぱい締め付けられる1回転手前でいったん止めるわけです。
ここからゆっくりと左右調整しながら締めて行きます。
後戻りは、水が漏れるので締める方向だけしか動かしてはいけないからです。
でもね、、、
温水側が妙に緩く感じたので、やり直しました。
いったん巻いたものを外すのってけっこう大変。
2回転ぐらい多く巻き直して取り付けました、今度は良い固さに成りましたねぇ。
ネジが密着する固さ、いわゆる
締め付けトルクですが、この辺
手ルクレンチで申し訳ないんですが(^^;)。
長いことネジを触って来てこのぐらいなら大丈夫だろうって強さでやっています。
まぁ、漏水したらやり直せば済む場所なので、、、(^^;)。
大した知識もないので簡単に書きますが、、、
コレが一般的に車やバイクに使われるボルトナットですが。
並行ネジ(ストレートネジ)と言ってどこまでも障害物が有るまで回り続けます。
止まらないんです。
それとは違って、配管やパイプに使われるネジと言うのがこれです。
管(くだ)用ネジ、パイプネジ(テーパーネジ)と呼ばれ太さも実際の寸法じゃなくって内径や外径から来る呼び寸法で言われます。
先に行くに従って細くなるので、締めて行くことによってより強力に密着します。
しかしキッチリ締まった位置からはこれ以上締まりません。
蛇口などは、キッチリ締まった位置が蛇口が上を向いていたんじゃ意味が有りません。
水呑むときなんか便利でしょうけどねぇ、、、(^^;)。
任意の位置で止めたいわけです。
そんな時のために、PJネジと言うものが有ります。
ちょっと乱暴な言い方ですが、壁側がテーパーで蛇口側が少し細めのストレートになります。
ねじ込んで行くに従ってシールテープがつぶれて行き、任意の場所で止めてもシールが出来ている状態にする訳ですね。
なので、止まる1回転手前から適当なシールが出来ている必要が有る訳です。
で、これを緩めちゃうとしっかりシール出来ていたのに隙間が出来ちゃうから戻してはいけない訳です。
◆◆◆PJネジについての参考資料 (PDFファイルなど資料に直接リンクしています)
◆
PJねじとは - Yamawa
◆
日建連-管用ねじ
実は左右の角度がおかしかったのは、水道管の高さが左右で13mmも違っていたからなんですねぇ。
なんていい加減な作りなんだろうなぁこの家は、、、。
左右の高さが違うので、左右対称を目標にするのではなく、本体の取水口の距離とその高さが水平になる様に、、、、
それを考慮に入れながら、右側を少し締めこんでは本体と合わせて、本体の口とピッタリくるまでゆっくりと調整します。
本体の口が両方ピッタリに成ったら、ネジを少しずつ左右均等に手で回して行きます。
手で回る範囲で締めこんだら、、、
小さい水平器を乗せます。
左右の脚部を少しずつ締め付けながら、、、
絶対に戻してはいけません、締める方向だけなので締めすぎない様に。
水平が出た所で止めます。
後戻りできませんからここだけは慎重にねぇ。
水平は出てるんですがねぇ、、、
なんかタイルとの感じが斜めに見えますよねぇ、、、。
タイルに勾配がついてるみたい、、、(^^;)。
パッキンがつぶれない程度に締め付けます。
少し緩めでも良いです、水が漏れたら締め付けるぐらいで、、、
力いっぱい締めすぎて壊さないようにねぇ。
マイナスドライバーで止水栓を左右止めます。
大元の止水栓を開けても、大丈夫なように。
フランジをタイルいっぱいまで回します。
反対側も同じように。
ここまでやって、大元の止水栓を開けます。
大元の止水栓を開けたら、手元の止水栓をゆっくり開けて、1分間に15リットルぐらいの出に調整します。
シャワーも確認して、温水も出してみて温度調整できているか温度調節ダイヤルも回して確認したらおしまいです。
あとは綺麗に拭き上げて、数時間後に漏れていなければ、まぁ大丈夫でしょう。
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