とんでもないものをDIYすることはないので、プロ用の溶接機は論外だけど、ちょっとした溶接はしてみたいし、実際あると便利な場面にも何度も遭遇した。
でもねぇ、、、溶接機でAC100V、いわゆる家庭用電源ではまずまともな作業はできないよと言われてきたし、、、
10年以上も前の仕事で埋込みレール工事(自分は、レールの高さを水準器で調整してそれを溶接して行ってもらっていたんです。)をするとき、それを見る機会もあって色々とプロの人と話してみて、せめて単相200Vは必要と感じてました。
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家庭用のブレーカーからでも単相200V利用もできないことはないけど、まぁ、
契約違反の心配もあるようだし、、、(^^;)。
家庭用100Vの契約でも単相3線式で(電柱からの引き込み電線が3本)引いていれば、特に契約変更なしに単相200Vのブレーカーを分電盤内に新設工事(分電盤に余裕が無いと工事がちょっと面倒)することで利用可能です。ただし
工事には電気工事士の資格が必要ですので、電気工事店にご相談ください。
しかし、昨今の単相200Vの溶接機は入力電流で30A以上がざらで、その場合100V換算で60A+(家庭使用分)以上の契約が必要と思います。こうなると外線及び内線工事も必要になる場合も有りますので、溶接機を買う前に電気工事店と必ず相談して下さい。買ったけど工事代が高くて使えないって事も有り得ます。
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なんと言ってもそんな溶接機は高くて買えなかった。
それがそれが、先週ふとこれを見つけて、、、、買ってしもうた(^^;)。
で、昨日仕事の帰りにホームセンターで1.4mm鉄用溶接棒とワイヤーブラシ、チッピングハンマーを買ってきました。
1.4mmはどんな感じか買ってみただけなんですが。
セットについてきたのは、1.6mmでその差も知りたかったので。
チッピングハンマーは、フラックスかす(スラグ)を取り除く為で、先が尖ってればまぁ何でも良いんです。
革手袋はいつもの焚き火用、クランププライヤも整備用に今まで使っていたものです。
これだけあれば、作業が出来るでしょう。
もちろん長袖長ズボンはデフォルトでお願いします。
スパッターと言って溶接火花が飛んできます。火花だけなら良いけどノロと言って焼けた鉄の塊も飛んできますから火傷しちゃいます。
昔なにかに使って余っていた鉄の板、2.5mm厚さ。
切断して付き合わせて溶接してみましょう。
固定のためにクランププライヤを使用してます。
反対側にアースクリップをはさんでいます。
生まれて初めての、アーク溶接です。
前述の仕事中に、経験させてもらえる話しだったのですが、忙しくて機会がなかった。
1.6mm棒ですが、最初はまあまあですが途中から移動が早すぎました。
あ、私は左利きなので右からスタートしてますが、普通は逆です。
ハンマーでフラックスカス(スラグ)を取り除きます。
ミミズがのたくったとでも言うか、、、、
盛り上がっているのは溶接がうまく行っていないというか、母材に溶け込んでいないというか。
ワックスの効いたボディに雨が降ったような弾かれているのは溶け込んでいないからだそうです。
それとは逆に、ベタと染み込んだようなものは母材に溶け込んでいるという感じでしょうか。
溶け込んだ場所をディスクグラインダーで削り取りますと、一応くっついている様です。
裏はこんな感じ。
穴が開くほどの威力は、、、全く無い(^^;)。
変わりましてぇ、、、、
1.4mm
のたうち回っていますねぇ、ほとんどはじかれちゃってます。
母材の板厚1.2~3.0mmとなってますが、、、、
速く消費されすぎちゃって、横への送り速度が全く掴めませんでした。
私には、点付用にしか使いこなせないみたい。
スラグ取りしますと、、、、、
ハハハ、、、、ほとんど着いてない(^^;)。
でも、、、楽しい!。
1.6mmに戻りましてぇ、、、
【の】の字を描くように、ゆっくりゆっくり送って行ってみました。
スラグ取りしてみますとぉ?
ワイヤーブラシでゴシゴシ
どうでしょう?、まあまあじゃないでしょうか?。
ディスクグラインダーでビードを削り取ってみました。
継ぎ目がわかりません。
うまくいったと思いますが、、、、、まだまだ勉強が必要ですねぇ。
ネット検索すると、
アーク溶接の動画が結構出てきます。
『被覆アーク溶接 教材』シリーズはなかなか良いですねぇ。
これ見て勉強しよっと。
でも、100V15Aでは、全然同じようにはできませんが(^^;)150Aとか言ってるもんなぁ。
昼前にやってましたが、、、、、
気温が上がってきて、暑い駐車場ではダウンしそうでこれでおしまい。
しばらく遊べそうです。ステンレスもやってみたいなぁ。
そうそう、
電源は15Aコンセント単独で使用すると成っています。
うちの駐車場は、15Aのブレーカーがひとつ付いていて、コンセントは2口x2があります。
分電盤は、車庫として20Aのブレーカーが単独です。そこからVVF2.0-2Cで15Aのブレーカーまで引かれていますので、許容電流23Aの余裕は有ります。
ブレーカーから先は、IV線2.0がPF16の可とう電線管で2口コンセントが2箇所、40W蛍光灯が3本、換気扇(約20W)と配線されていて、蛍光灯と換気扇だけで約140W。
コンセントは単独で使用しましたが、蛍光灯40Wが3本点けてましたが、、、使えまました。
蛍光灯はブレーカー別かなぁ?。
他のレビューでは、10mの延長コード仕様でも大丈夫とか書かれてましたが
試していません。
分電盤から単独で、コンセント一つ欲しいなぁ。(
エアコンプレッサー用に単独コンセント増設しました、排他的利用で使っていこうと思います。)
【追記】2014/06/15
・本日の作業で、溶接棒一本を消費する時間が割と長く、保護回路が働くこと2回。
一旦保護回路が働くと、冷却のため再始動までが5~10分ほどかかります。
一瞬、壊れたかと心配でしたが、パイロットランプが消えている間が保護回路作動のようです。
パイロットランプが点灯すると再始動できます。
・10mの延長コードを使用しました。
メーカー指定1.25sqのコードと表示されており何ら問題なかったです。
ただ、保護回路が働いたのは、これの影響かは不明です。
家庭用100V溶接機で、エアサブタンクの台を作ってみよう その1へ
家庭用100V溶接機で、エアサブタンクの台を作ってみよう その2へ
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家庭用100V溶接機で、エアサブタンクの台を作ってみよう 完成へ
自作ビードブレーカーの改良へ
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