30年頑張って来てくれたものですが、このまま補修するのもどうかと思い、新品に交換することにしました。
交換するに至る原因はほかにもあるのですが、それは追々書いていきます。
えっと、、、今回も長~~いです。(閲覧注意、R指定は有りません)
さて、シンク下の様子です。
これ、わかる人が見れば、アレ?って気が付くと思いますが、ちょっとおかしな配管がされています。
勿論、私がやったわけじゃないです。
一頃流行った、浄水器が関係します。お袋が何か見て勝手に設置させたものです。
通販などで、「ご安心くださいこちらで設置まで致します!、もちろん専門の者が取付ますから・・・・・」って奴でした。
この『
専門の者』って曲者ですねぇ。
私が自分で作業するようになった理由の一つにこう言ったことも関係します。
街の信頼できる水道屋さんじゃないと、気軽に頼めないですし、頼むと結構お高いです。
なんとかの救急車~♪
ってのも、、、ねぇ?
右側の止水栓のすぐ上、白いシールテープが巻かれているでしょ?。
一般的に漏れ止めのシールテープを使うのは、テーパーネジだからです。
平行(ストレート)ネジは、板パッキンが主に使われます。
テーパーネジと、平行(ストレート)ネジの違い
本来、平行ネジとテーパーネジを繋げちゃいけないんです。
少なくともプロがするのを見た事が有りません。(Pj、Rpを除く)
酷いですよねぇ。
それとここもそう。
上記のTK231の分解図、商品図など見ても、この逆止弁は平行ネジ(G1/2)です。
下の継ぎ手も平行ネジなので、パッキンで止めます。シールテープは要りません。
全くの素人の業ですねぇ。
よくもまぁ、十何年も水漏れせずに済んだものです。
もっと早く気づくべきでした。
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【追記】2017/01/09
念のためゴミ箱から拾って来てバラしたら、なんと片側テーパーの継手を使ってました。
浄水器屋が温水の方を触る訳もなく、温水側は新築工事の水道屋の仕業ですねぇ、呆れました。
浄水器屋は温水側を見習って片側テーパーの継手にしたのか?、既存のものをそのまま流用したのか?ですねぇ。
わが家は、余程程度の低い業者に縁があるみたいです、、、(^^;)。
皆様も新築工事のやっつけ仕事にご注意ください。(新築時って、結構寄せ集めの業者が多かったりするそうですから)
【追記終わり】
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【追記】2019/07/27
コメントいただき、2階のキッチンの止水栓の写真を撮りました。
左が温水用で、ココは築32年まったく部品を交換していません。(洗面は築20年ぐらいで混合栓を交換していますので比較できないので。)
我が家は3世代住居の予定で2階にも温水を引いています、寒い朝は毎日温水を使用していますので緑青が認められますね。
漏水は一切認められませんでした。
この緑青は温度差による結露が原因と思われます。
話は変わりますが、冷房用のフロンガス(R12・R22など)が大気解放され、オゾン層が破壊されると言う話からより環境破壊の少ない代替フロンガス(HFC-134aなど)に変更されました。それに合わせて従来フレア部を緊結する接続だったのですが、オーリングを介した接続に代わりそれによってエアコンのガス漏れが劇的に減りました。
昔を知っている方はご存じかと思いますが、エアコンは結構ガス漏れして数年もするとガス漏れによるエアコンの冷却不足を経験したと思いますが、このオーリング式に代わってからガス漏れが減りおおよそ10年経っても変わらずエアコンが良く冷えている車も珍しくなくなりました。フロン回収破壊に関する法律が2001年に決まりましたのでその後切り替わりましたのでこれ以降の車はエアコンの不具合が減っていると思います。
そんなことも有って、ネジ山をシールするタイプより、板パッキンやオーリングの方が信頼できる気が私はします。個人的意見かも知れませんが。
これとは別に、ガス管などはシールテープは使用せず粘性が維持される液体シール材を使用します、特に圧力の高いプロパンガスなどはより性能の高い専用のシール材が指定されています。
やはり水道管継ぎ手のテーパー部にはシールテープ、ストレート部にはパッキンと適材適所が良いと私は考えます。
それ以上の安全策としての施工は、それぞれで良いとは思います。
【追記終わり】
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さてさて、撤去をしていきます。
管の中に水が残っていますから、それを受けるものが必須です。
フレキシブルパイプを撤去しました。
今回問題にしているのは、赤丸のところです。
下の止水栓は平行(ストレート)ネジ、上の配管継手(チーズ)はテーパーネジです。
こういったところで、業者の程度がうかがえるものですねぇ。
その場しのぎの有り合わせの部材でって感じ、、、。
テーパーネジは、締め付けると径が細くなっていくので、テーパー同士なら緊結出来るのですが、平行ネジに無理やり締め付けるとネジ山が潰れてしまいます。
老眼でよく見えないので、カメラにとって拡大して確認しました。
なんとか使えそうです。今後要チェックですが、、、、。
撤去、完了!
フレキシブルパイプは平行ネジなので、合わせて見てネジが効くか確かめます。
そこそこ締め付けられるようですのでこのまま使いましょう。
さて、混合栓の撤去に移ります。
この混合栓、ぐらついていたので直す前提だったら締め付けなければいけません、それには専用工具がいるんですねぇ。
23mmは持っているんですが、今後使わない道具(サイズ)は、道具フェチの私でもちょっと考えてしまいます。
混合栓を締め付けているナットが、36mmのようです。
この狭いところでは通常のレンチが回せません。
幸いガタついていたので、ナットも簡単に緩みました。
ホントはこんな支持工具も必要だったみたい。
これは今後カートリッジ交換には必要になるかもねぇ。
(TKGG31Eには必要ないです。)
おっと逆止弁が邪魔で、ナットが外せません。
バラします。
ハイ外れました。
撤去、完了!。
取り外した穴、、、、結構汚いなぁ。
綺麗にしましょう。
新商品の優れもの。
上記のTOTOのサイトで
設置用の説明書見て、コレ簡単で良いやぁって。
工具も要らないしねぇ。
TKGG31E商品情報詳細サイト
ナットの代わりになる金属部品が上からの作業で完結します。
穴から下側部品を入れ込んで。
後ろ側のラベルを背面に来るように置きます。
白いプラスチック部品を引き上げると、下側の金属部品が持ち上がってきます。
穴に合わせてボルトを締め付けると、下側の金属部品を引き上げ、しっかり締め付けが出来るわけです。
狭いシンク下で作業しなくて良いので最高です。
これだけ施工が楽になると専門業者要らないなぁ。
穴から天板がはみ出してホースに干渉しないように仮固定します。
付属の6角レンチで回るとこまで回します。
今度は横にして1回転。
ギィ~って音が出るまで締め付けると書かれてます。
音は出るけど天板が人工大理石調と堅いので、1回転は無理そうでした。
約3/4回転。
何でもかんでも、バカ力で1回転回さない方が良いです。
混合水栓を取り付けます。
この固定ネジが、今までのと違い真後ろじゃなく少し横(45度くらい)にオフセットされているので工具が使いやすくなっています。
おまけに、L型レンチだと締め付けに何回もセットしなおさないといけないので、こんな指で回せる仮締め用の6角レンチが付いてます。
最後の最後にL型6角レンチでキュッと締めて完成
なんかねぇ、本当にユーザーライクに作られていますよ。
ハイ取付完了です。
続きましてぇ、シンク下側に戻ります。
この製品のホースが短いので、止水栓から延長しなければ行けません。
フレキシブルパイプを繋げるために、平行ネジの継手を2個購入してきました。
スパナ準備の参考までに
ワンタッチソケットの6角サイズは、26mm
平行ネジの継ぎ手の6角サイズは21mm
下の、フレキシブルパイプの6角サイズは23mm
フレキシブルパイプは余裕を見て、150mmを2本購入。
と言うか、ホームセンターに100㎜が欠品だった。
結果はオーライでした。
100mmだと、ちょっと余裕がなかったかも。
止水栓に取り付けます。
ホースがちょっと長いですねぇ、計ってみましょう。
約5センチほどですねぇ。
100mmだったら、ギリで足りなかったかも。
この差はフレキシブルパイプを曲げて合わせます、何かと便利ですよねぇ。
ホースは半径60㎜まで曲げられるとの事です。
よって、フレキシブルパイプはこの程度曲げればOKです。
この付属のワンタッチソケット、非常に便利です。
はめるのはワンタッチで何の苦労も要りません。
しかし、はめてしまったものを外すのは結構厄介ですから、試しにはめてみようと思わない事です。
外すときはこのシールを外して、、ああだ、こうだ、、、と厄介そうです。
冷水側がちょっと短いようなので、やっぱり150㎜で良かったです。
設置完了です。
ホースにも無理な屈曲はなく、まぁ、良いんじゃないでしょうか。
インチキ施工の撤去は大変でしたが、設置はいたって簡単です。
ただ銅パイプだったのが、ビニルホースになった分耐用年数は短くなるんでしょうねぇ。
取扱説明書にも、十数年ごとの買換えを勧めています。
ここまで簡単だと、取り換えも楽なのでまた買っちゃうかもなぁ。
完了で~す!
撤去したものを、分解してみました。
これがもう、大変です、すごく固着していてぶっ壊す勢いでの分解です。
パッキン交換中にぶっ壊す心配もあったわけで、買い替え正解でした。
そのパッキンも、オーリングでも、板パッキンでもなくU字型のパッキンなので、、、、分解してパッキン探してとやっていられなかったかもです。
TOTO TK231用Uパッキン(91950HPSP)
TK231分解図・作業手順(PDFファイル)
買換えでよかったようです、嫁はんも喜んでますし、、、。
おしまい
【追記】2017/08/18
使っている内、泡沫の吐水口では、勢いが有りすぎて水跳ねが気になりました。
キッチン下側の蛇口を絞ることで勢いを殺してましたが、それだと水量が足りなく、どうしたものかと考えていました。
一番廉価版を買ったので仕方ないと言えばそれまでですが、でも一つ上のクラス(TKGG31EC)の吐水口を付ける事が出来ます。
それがこれ、シャワーとの切り替えタイプ。
浴室のTOTO壁付サーモシャワー混合栓TBV03401J 交換 取付はこちら
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