その昔、知人に北海道出身の板前さんが居ました。
その人の実家に泊まったりで、学生時代は北海道に行く機会も有って、そこそこ知識も有り身近な地方に感じています。
今は年賀状も途絶えたし、どうしているやら分かりませんが、、、
板前さんだから料理は当然詳しい訳で、北海道産の真鱈(マダラ)が手に入った日は鱈ちりをはじめ色々とご馳走になったものです。
その真鱈の白子は絶品で鍋でも良し、ポン酢しょうゆも良し、、、ジュルジュル(^^;)。
いやいや、そうでは無くって、、、
鱈の身を5~7mmの厚さでそぎ切りにして、バットの中に昆布を平らに敷いた上に並べて行き、、、
更に昆布でサンドイッチに、、、で、また身を並べて、、、
バットを重ねて軽くプレスして冷蔵庫で1~2日、、、
昆布が鱈の身の水分を吸います、淡白な白身の味が凝縮されます、、、それとは逆に昆布の旨味が鱈の身に移って行きます。
鱈の昆布締めの完成です!
昆布を剥がそうとすると、昆布特有のねっとりした糸を引きます。
身を細切りにしたり、ねっとりした昆布を千切りにして添えたりして皿に盛る、、、、うまいんだなぁコレが!、、、
コレが昆布締めの最初の出会いだったと記憶しています。
で、前置きが長くなりましたが、、、
愛妻家(?)の私は何時かこの昆布締めの味を嫁はんにも味わって頂きたいと常々思っていた訳であります、、、
え?、作り方分かってんなら自分で作ってあげたらですって?、、、
う~んとね、めんどくさい(^^;)。
何しろ新鮮な真鱈が手に入らない、、、捌く腕も無い、、、
そんなこんなでずっと忘れていたのですが、、、ふとした事で富山が昆布の消費量日本一と言う事を知りました。
それも随分と前の話ですが、その時はふ~んとだけ、、、おぼろ昆布を掻き出す映像を見ていたのでなるほどおぼろ昆布で消費してるんだ位に思っていました。(おぼろ昆布は福井県が生産量のほとんどを占めているらしい、いい加減な記憶だ)
数年前、富山は氷見の寒ブリ、カニ、ホタルイカ、白エビなど海鮮ばかりが名物じゃ無く、郷土料理として昆布締めも有名なんだと知りました。
一般的には家庭料理なので、料亭などでそれを売りにしている名店よりも、居酒屋などで酒の肴で供される程度で、あまり広くは知られていなかったのかも知れません。
嫁はんに話をして、時期外れなんだけど二軒ばかり昆布締めの専門店も見つけたので行ってみないか?と、、、
嫁はんも富山に行くなら帆船の海王丸が係留展示されているので見てみたいと、、、決定!
突然ですが、新湊きっときと市場到着
詳しくはホームページをどうぞ
この港は珍しい
「昼セリ」が見学出来るのですが、6~8月はやっていない。
やっている時期でも、見学は
予約が要るそうです。
「きときと」と言うのはこちらの言葉で「新鮮」を意味するらしい
バイクで能登半島の帰りに回転寿しには寄ってみた。
そこでも「きときと」と書かれてました。
私が頼んだ白エビのかき揚げ丼です。
ホタルイカも白エビも春の物なので旬としては外れてます。
ベニズワイガニの漁は9月~5月でコレも外れ
おそらく冷凍かと思います。
海老のかき揚げはやっぱり桜エビの方が良いかも知れない。
ちょっと殻が強い、、、
ソバ屋のチェーン店「
鐘庵」の
桜エビのから揚げが良いなぁ。
嫁はんが頼んだ2色丼
白エビの刺身と蟹、、、ベニズワイかな?ほぐしてあったのでちょっと不明
みそ汁にはワタリガニが入っていた、このみそ汁は旨かったなぁ。
白エビは刺身の方がねっとり感が楽しめて美味かった。
嫁はんのオーダーの方が正解。
ベニズワイは境港のも旨かったなぁ。
白エビの蘊蓄が有ったので撮って来ました。
手間が大変なんだなぁ、そりゃ高く成る訳だ。
ちなみに今のアメリカの飲食店の時給は4000円を超えるらしい、、、
日本の職人がアメリカの寿司屋へ出稼ぎに行くと帰って来ないと言うのは何となくわかるなぁ、、、
どうなっちゃうのかなぁ、日本もそうなったらファーストフードしか食べられなくなっちゃうねぇ。
手間暇かかる日本料理は一席3万円とか5万円とかになっちゃうのかなぁ、、、ヤダヤダ
富山湾もどん深なんですねぇ、、、
駿河湾はサクラエビの名所で、エビは深い所が良いのかも
食事が終わって、お土産コーナーを見てみたけど、、、やっぱ時期の問題かピンと来るものが無く、、、
白エビせんべいを買って終わり、、、
海王丸パークへ
このオブジェは帆船の帆をイメージしているのでしょうか?
空はどんより曇り空
北陸は「弁当忘れても傘忘れるな」と言うくらい雨が良く降るらしい
それにしてもこのカメラは目視に比べて暗く撮れるんですよねぇ、、、露出補正すると白飛びするし、、、困ったものだ。
海王丸です
カッコ良いです。
帆を張るのはそうそう無いのかなぁ、、、
でも、帆を張っていない分ロープがしっかり見えます。
ロープ一本一本に役割が有って、、、操るのは大変でしょうねぇ。
本日は定休日だそうで、中の見学は出来ませんでしたが、グーグルマップの写真で充分見学した気には成れます(^^;)。
総帆展帆(29枚ある帆をすべて広げること)は、当日の8:00に案内が有るそうです。
ちなみに
去年の実績はこちら
今年の計画はボランティアの募集ですがこちら
ロープ一本に乗って整備してました
こわぁ、、、
帆船を維持するのって大変だなぁ
海王丸は日本丸の姉妹船らしい、、、
日本丸は見た様な見て無い様な、どこかの寄港地で見た記憶は有るのだけど、、、遠い想ひ出(^^;)。
今のと違うのはフィギュアヘッドが無いのか?
横から、4本マストを撮ってみた、、、
入りきらない、、、
おしり、、、
外されたイカリ
1個が6トンらしい、、、
このプロペラスクリューは外したんじゃ無く、予備の物らしい、、、
造りは一緒との事。
海王丸の後ろに見える新湊大橋です
天気が良ければねぇ、、、立山がバックにそびえるんですが、、、
天気になるのが珍しい地域なので、よっぽど持っていないと難しい。
営業の仕事をしていた時は毎月静岡に出張しても、富士山を拝めるのは年に2回ほどでした。
それよりも難しい、、、
今日来たからひょいと見られるほど甘くない。
ここも登ってみましょう、、、
道路の下に歩道が有るんですよ
大鳴門橋みたい
あの時は春先だったから寒かったなぁ、、、
渦潮もねぇ、時間が違って見れなかったし、、、
こんな感じの道です。
外はねぇ、天気が悪いのとガラス?が汚れていてはっきりとは見えません。
反対側もこんな感じ、立山を望むのは無理が有りそう、シランケド
エレベーターで昇って、ここを歩いて向こう側でエレベーターで降りるってのが出来る、自転車も押して歩けばOK
真ん中まで行って折り返してきました、歩くの大変。
新湊大橋を渡る所だけ動画にしました。天気が悪いから、立山も見られないし、、、まぁこんな感じと言う事で、、、
さて今日の宿は、例のごとく、、、
東横INN富山駅新幹線口1
ここは自走式の立駐のみです。高さ制限は2.1mなのでノーマルハイエースバンは余裕、屋根には何もつけて無いし。
駐車代は500円
それ以上の車両は、別途近隣駐車場になるらしい。
この日の宿泊代は平日大人2人、禁煙ツインルーム、朝食バイキング無料、パジャマ無料貸出、アメニティ付で8,645円
合計9,145円
チェックイン後、少し仮眠
食事は目星をつけておいた、駅前「マルート」内の
『鮮魚魚廣・富山湾食堂マルート店』
YOUTUBEで見つけたお店も魅力なんですが、クチコミ見ると予約でいっぱいだったり、混むから事前注文しなくてはいけなかったりで、混む処・並ぶ処・お酒を飲まないとちょっとの処はパス!
こんな所とか、
こんな所がお酒飲む人には良い感じですねぇ。
あと、YOUTUBEで見つけた良さそうな動画を貼っておきます。
例によって参考になったら高評価ボタンを、続けて見たい場合はチャンネル登録をお願いします。
富山湾食堂と言うのが、モール店のイートインコーナーみたいな作りです。
詳しくは上のリンクでホームページを見てね。
表には
魚屋「魚廣」の生け簀や商品ケースが並んで、そこから自由に選んでレジで精算、イートインコーナーへ持ち込めます。
左の3点はそのケースから取り出して来たものです。
白えびの刺身・こちの寿司・貝3種盛り(鮑・赤貝・栄螺かな?)
鮑には肝も付いていて、肝醤油にして使いました、コリコリプリプリ!
こちらは富山湾食堂の表にある大画面の注文コーナーで頼んだもの
本日の地魚の昆布〆
魚は鯛かなぁ?
口コミの写真にこれが有ったのでココに決めたわ訳です。
ちょっとねぇ、まだ若い、、、朝仕込んで夜出すのでは、、、せめて一晩~1日欲しいかなぁ、、、外しているかも知れませんが昆布のねっとり感も無かったし、、、たぶん。
もうひとつが「海の幸 小分け丼6色」
マグロ・サーモン・白海老・甘海老・マスのいくら・本日の地魚
3色のも有ったから、そっちの方が良かったかなぁ。
サーモンがねぇ、思ったほどじゃなかった。
どちらも注文画面で注文すると、オーダーが厨房に入り、引換券が発行される。
その引換券がイートインコーナーの大画面に表示され、出来上がるとアナウンスが流れる、、、面白い。
引換券を持って行き、カウンターで交換する、良いアイディアだと思う。
食事を済ませて、駅中のビル内の「とやマルシェ店」
外向きのお店で
「順風屋」ココも先ほどの魚廣の系列店です。
そこでこのふたつの昆布締めを買ってきました。
ひとつは3種盛(鯛・かじき・ヒラメかな?)、もうひとつは「車鯛」
車鯛と言うのは、この地方の呼び名で、愛知県では「マトウダイ」と言います。
体側に弓矢の的の様な丸く黒いマークがついてます。
それと隣のお土産店で
立山酒造の純米吟醸「立山300ml」537円
この300ml入はこの
『おみやげ処(富山)』のオリジナル、HPには無かった。
(おみやげ処はセブン&アイ系列)
酒米は「山田錦」らしい、そうえば飲める酒も山田錦が多かったような、、、
前の記事にも書いたけど「醸造用アルコール」ってのが私にはダメみたい。
高い大吟醸と言われるものでも、コレが入っていると大体ダメ。
醸造用アルコールが入って無いものを選んでいたら、これに成りました。
お猪口に1~2杯ほど飲みましたが、昆布締めに合います。
スッと入って来ます、全然気持ち悪くならないし、良い具合に回ってきます。
昆布締めはマトウダイが一番良かった、魚によって合う合わないが有って、翌日行った他の昆布締め店で聞いたのですが、人の好みも合う合わないが有るようです。
昆布締めは難しいそうです、、、奥が深いんでしょうねぇ。
さて明日は、最初に決めていた2軒の昆布締め店を回って帰ります。
2日目へ続く
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