昨晩、ハイゼットカーゴのプラグ穴のお掃除をしました。
約2万キロ毎にスパークプラグを交換していたのですが、なんとも固い。
緩めるのも締めるのもむちゃくちゃ固い。
ネジ山さらってやる必要があるなぁと感じてました、、、感じていたんですが、、、、つい面倒で、、、、。
別に固くても取り替えられるし、すっごくやり辛いですが、、、変えちゃえば終わりだしぃ、、、(^^;)。
特に固くても、エンジンには対して悪影響はない、、、、そう、、、メーカーもそのへんがずるい、ネジ山切ったらバリ取りぐらいしろよぉ、、、切りっぱなしなんだものなぁ。
昔、某巨大メーカーのエンジン制作している現場で、ドリルを通した後のリーマー通しをしてないって話を聞きました。
ドリル刃の切削精度が高いのでリーマーで滑らかにする必要が余り無いとか、、、、。
かと言って、、、やっぱりリーマー通せば綺麗になるんだよなぁ。
プラグなんか、白金着ければ10万キロ交換不要とか、、、、プラグ穴を綺麗に通す必要はないのかもしれんが、、、、
あ、しょっぱなから愚痴モードになってる。
2万キロ、4万キロ、6万キロと、、、わかっていながらずっとやらなかったわけですが。
次期主力バイクが来ない今日この頃、、、、
暇なんです。
で、昨日、晩飯前に始めちゃったわけです。
そう、ほんの思いつきで、、、、
ちなみに、昨日写真撮ってなかったので、
今日、撮り直しました(^^;)。
昨晩は指がグリスでベタベタだったので、カメラを触りたくなかった。
ライト精機の、ラチェット式タップホルダー#13とプラグタップ 12x1.25です。
プラグ穴って結構深い場所にあるので、この長さがキモなんですねぇ。
ラチェット式タップレンチにプラグタップをセットしました。
ラチェットのハンドルは、T型にも出来るし、スライドさせることも引き抜くこともできます。
通常のタップホルダーだとハンドルは固定式が多いので、このラチェットハンドルでないとハイゼットのプラグ穴は掃除できないと思う。
こんなに長くする必要ある?なんて思うでしょ?。
それがそれが、丁度だったんですよ。
ちなみにダイハツの軽は、基本殆どこのエンジンですから。
ラチェットの切り替え部分。
真ん中が固定で、スライドさせることによって送りと戻しを切り替えられます。
作業スペースが狭いので、90度ほどしか回せない。
ラチェット式でないと何ともはや、、、の状態です。
昨日の残りカスがついてますが、、、、(^^;)。
この切り取られたネジ山が送りと戻しで、ネジ山のバリや変形を削り取ってくれるわけです。
いわゆるネジ山の修正をするわけです。
で、このまま、ネジ山の修正を始めちゃうと、削り取った切り粉がエンジン内部に落ちて、面倒なことになりますから、、、
ネジ山の切り取り部分にグリスを塗っていきます。
タップリ塗る必要はないです。
切り粉がグリスに絡む程度のイメージで。
切り粉をグリスが抱き込む感じで拾ってくれますので、エンジン内部に切り粉が入るのを防ぎます。
もっとも、例え落ちても初爆の時点で排出されるという説もあるのですが、、、、
シリンダー内に混合気以外の異物が入るのって嫌ですよねぇ。
プラグ位置は、赤丸のところで3気筒ですが、、、、
ハイゼットカーゴは、横向きになってます。
写真の上方向へプラグを引き抜く形です。
邪魔者がいっぱい。
あの長いタップが入っていくのでしょうか?。
まずはダイレクトイグニションユニットを外します。これは、イグニションコイルとプラグコードとプラグキャップが一緒になってます。効率は良いんだけどよくもまぁこの狭いところに、、、
止めてあるボルトにラチェットレンチを差し込むと、、、
パワーステアリングフルードのタンクのホースが邪魔。
もう狭くて、当たり前の工具じゃなかなかです。
まるで知恵の輪でもやるような、パズルみたいな。
で、エクステンションバーで、振り回せる場所まで延長してやらないといけません。
ユニットを引き出そうとするとまたホースに引っかかる。
エンジン設計とボディ設計が仲良くないんだなぁって感じ?。
ホンダのエンジン技術者は、「うちはエンジンを作っているんだボディなんか知るか」と言っているって噂で聞いたけど。
確かにホンダのエンジンルームはもっと狭いしやりにくい、、、あ、脱線した。
ホンダのバイクに至っては魔法を使わないと外れない部品がいっぱいだったけどなぁ。
ホースを無理やりギューッとしてなんとか外す。
プラグソケットに、エクステンションバーをつけてプラグにセットするとこの状態。
以前、セルモーターを外すのにエクステンションバーについて少し書きましたが。
25mm刻みでサイズがないと外せない場合が結構あります。
首振りを含めてこれだけのサイズを持っています。
バイクではよく使うんですが、車で使うのは珍しいんですがねぇ。
ハイゼットカーゴになってから俄然活躍しています。
プラグのリーチが長いです。
これだけの長さのネジ山を修正するんですから、タップも長くないとねぇ。
プラグタップを差し込みました。
おぉ、計ったようにぴったりの長さ。
良かったァ、長くても短くても使えないですからねぇ。
もしダメだったらと、こんなプラグタップも用意していました(^^;)。
リーチが短いので奥まで届かないんですが、このプラグタップは少し面白い仕組みなんです。
普通、タップのおしりは4角なんですが、、、
これは対辺12mmの6角になっていて、ソケットが使えるんです。
ソケットが使えるならエクステンションバーで長さが調整できますから。
その代わり
ナットグリップソケットという、ソケット自体に掴む仕組みが欲しいですねぇ。(持ってますが)
ギリギリで送り込んでいきます。
ハンドルも片側だけで90度も回せません。
リーチ全部を一気に修正するんじゃなくって、2~3回に分けて進めていきます。
ってことで、1/3送り込んで一旦外す。
切り粉を取り除き、またグリスを塗り直して2/3送り込み、、、、
最後に長さに気を使って最後(フッと軽くなる所)迄送り込みます。
昨日、一度作業してますから、グリスの燃えカス程度しか取れませんが、昨晩は結構な切り粉がついていました。
焼き付き防止用のグリスを塗ります。
最近のマニュアルを見ると、プラグに使用する様には書かれていません。
シリンダーヘッドがオールアルミの場合、鉄スリーブではないためにカジリは少ないのかも知れないですねぇ。
でもまぁ、気分で塗ります。
うっすらと塗るつもりが結構着いてますねぇ。
ネジ穴とネジとが焼き付いて外れ難くならない様に、金属同士の隙間を別金属で埋めて焼き付き防止を狙うわけです。
同種金属だと、特にステンレス同士ではインパクトレンチで締め込むだけで焼き付くこともありますねぇ。
無線のアンテナ工事で何回か泣かされました(^^;)。
作業終了ですが、、、、
あれほど固かったネジが嘘のようです。
別に
ネジ穴を広げたわけではありません、正規のネジサイズM12、ピッチ1.25mmに揃えただけなんですがねぇ。
これで、
プラグのパッキンが座面に当たるのがハッキリわかります。
プラグのパッキンは、潰れながらシールするので、再使用の場合は締めすぎないように、規定の角度など参考にして締め付けます。
データ
使用プラグ:NGK LKR7C (M12 L=26.5mm Hex=16mm)
締め付け角度:新品180度 再使用30度
それにしても、、、、、工具の記事になると長いなぁ、、、、
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