ヘリサート?リコイル?エンザート?

ライダー

2012年12月24日 23:12

 昨日のオイル交換でねじ切ってしまったドレンプラグの穴(雌ネジ山)、ネジ山修正には色々と呼び名のある物がありますが、、、、

 要はネジ山を再生する道具です。


 仕組みはと言うと、雌ねじのネジ山にボルトのネジ山が引っかかって締まっているわけで、、、

 オーバートルクで締め付けると、どちらかのネジ山が削れ取れちゃう訳で、、、



 オールアルミのエンジンはオイルパンもアルミな訳で、鉄のボルト相手だと綺麗にさらわれちゃうんですねぇ。

 このズボズボになったバカ穴にボルトは留まらないわけで、、、



 リコイルを入れるための、ネジ山を立て直すための下穴をドリルで明けるわけです。



 オーバーサイズの穴を明けて、、、



 オーバーサイズだけど、ピッチの同じタップを立てる



 オーバーサイズのネジ山がタテ直ったところへ



 インサートと呼ばれる、ネジ山の代わりになる螺旋状の物を回し入れて、、、



 ネジ山の再生完了です。

 出来たネジ山はアルミではなく鉄やステンレス、黄銅などで強度はアルミより強く、一回り大きなネジの強度になるので、ちっとやそっとじゃねじ切れないようになるわけです。

 作った人天才だなぁ。



 詳しくはこちらの動画をどうぞ。





 ただねぇ、、、、オイルパンはオイルを排出するために貫通しているわけで、切り粉が入るのでどちらにしてもオイルパンを洗浄できるように、一度外してからの作業になるから、このような止め穴の作業とは一手間も二手間も違ってくるわけで、素人が簡単にやれる物でもないわけなんですねぇ、、、。


 これ以外に、プラグ穴を締めすぎで壊しちゃったときにも使えるのですが、こちらは便利なパイロット(水先案内人)付きタップという、ドリルを使わないでそれでいてプラグ穴に真っ直ぐ入れやすいタップもあるのです、、、、が、、、、

 こちらも切り粉がシリンダーにはいるので、シリンダーヘッドの脱着が伴います。

 一説に、タップにグリスを塗りつけ切り粉をそれに付くようにしながら明けると、切り粉が入らないと言う方法がありますが、熟練の技が要るようで、、、、、これも素人整備の範疇では無さそうです。



 で、色々と探していると、先の記事でコメントにも書いたのですが、こんな物もあるようです。

 静岡市のネジ屋さんが出している、タップボルト(ドレンプラグ) と言って、バカになったネジ山に直接オーバーサイズのネジをねじ込むやり方で切り粉が出ないことと、後でリコイルの作業をすることが可能だという物のようです。

 応急的に使っておいて時間がたっぷりある時に、リコイル作業をすればよいので、ひとつぐらい用意しておいても良さそうですねぇ。恒久的に使うのは強度的にどうなのかなぁって思いますが。




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